あがり症の原因とは？簡単に克服するテクニックはこれだ！

社会的な立場や役割が与えられるアラフォー男性は、人前に立つ機会が格段に増える。職場でも朝礼やプレゼン、また挨拶や自己紹介でさえ緊張して、しどろもどろになってしまう人は多い。いわゆる“あがり症”は、実に日本人の8〜9割以上に見られるものであり、誰もが一度は経験したことがあるはずだ。今回はこの「あがり症」や「緊張」をテーマに特集。克服に向け、共に歩んでいく。

どんな時に緊張するのか？

人には「緊張しやすいタイプ」と「あまり緊張しないタイプ」がある。統計によると、全体の8割以上が「あがり症」「緊張しやすい」と回答したデータがある。そして緊張するシーンのトップは「大勢の人前でスピーチをするとき」というアンケート結果があるのだ。

なぜあがってしまうのか？

先述した緊張するシーンのトップ「大勢の前で話・スピーチをするとき」というのは、ほとんどの人にとって“非日常のシーン”であり、経験したことのないシチュエーションである。当然、経験不足であり、それがプレッシャーへと繋がるだろう。以下、緊張の主な理由。

場慣れしていない

経験したことがなければ緊張するのは当然であり、人前で恥をかきたくないという気持ちが強く働く。

プレッシャーを感じる

知らない人の前よりも、会社などの知っている人の前の方が緊張してしまう場合が多い。それは人の評価を強く気にするからであり、プレッシャーとなってしまう。

準備・練習不足

準備・練習が十分でないと不安が増長し、緊張に繋がる。

あがり症になりやすいタイプ

あがり症にはなりやすい性格と、そうでない性格がある。あがり症になりやすい人は、几帳面で真面目な人に多い傾向があり、物事は失敗せずに完璧にこなしたいというような性格の人に当てはまる。過去に失敗した嫌なトラウマを思い出したりして、自分自身を追い込み、どんどん緊張が強くなる…といった具合に悪循環に陥りがちなのだ。というように、あがり症とは「性格」「過去の経験」が大きく影響しているのである。

あがり症のメカニズム

心臓がバクバクいったり、冷や汗をかいたり…。人間は緊張すると、病気でもないのでこのような不可思議な症状が起こる。なぜこのような症状が起こるのだろうか。

ノルアドレナリンによって交感神経が刺激される

あがり症は血液中のノルアドレナリン値が上昇して起こるものである。これは覚醒や興奮に関係している神経伝達物質で、脳の青班核というところにあるノルアドレナリン神経から分泌される。このノルアドレナリンは緊張や不安を感じたときに活発に分泌され、自律神経の交感神経を活性化するのだ。そして、交感神経が刺激されると心拍数や体温、血圧が急上昇するため、動悸や発汗、震えなどの症状が起こるのである。

「あがり症」を簡単に克服する方法

あがり症と話し方の専門家である新田祥子さんによれば、きちんと原因を分析し、簡単な練習で改善できるとのことだ。人に「好かれたい」「認められたい」「評価されたい」という欲求である自尊心を傷つけられると感じた瞬間、脳は「あがり」というアラームを鳴らすのだそう。そもそも生まれつき「あがり症」の人などいないのだ。過去に自尊心が傷ついた経験があり、その失敗体験に基づき、「過去もこうだったから未来もこうだろう」と予測してしまうのだ。

「話がうまい人」いうのは、実は整ったリズムで話をしている人のことなのだ。早口だったり、スピーチ中に「えー」「あー」という言葉が多い人は、リズムが乱れ、「話がうまくない」という印象を残してしまいがちだ。まずは自分らしいリズムを心掛けるだけで、聞いている相手にはとても印象が良く映るものだ。そもそも「あがり症」で悩んでいる人には真面目な人が多く、「上手に喋らなくてはならない」と思い込み、喋ることが怖くなってしまっている傾向にある。ここで勘違いしがちなのは、ペラペラと小器用に話す人間の話よりも、不器用でも一生懸命に話す人間の話の方が興味深く、好印象に映るということだ。そのことを忘れず、自分らしいリズムと発生で話すことができれば、それは理想的な話し方であり、緊張する必要など全くないということだ。

あがり症を克服するためのコツ

新田祥子流「あがり症」を簡単に克服する方法はいかがだったか？自宅でいつでも簡単に実践できるので、大変おすすめだ。それでは実際に「あがり症」を克服するための、ちょっとしたコツを紹介する。こちらもすぐに実践できるものばかりなので、先ほどの克服法とともにやってみてほしい。

体を温める

寒い日などに、体が震えて上手に口が回らなくなったという体験をした人は多いはずだ。それと同じように、手足が冷たいとハキハキと話すことができなくなるのだ。それを防ぐため、暖かい飲み物を飲んだり、カイロを貼り手足を温めたりと、体の温度を上げることを心掛けよう。

深呼吸をする

緊張すると鼓動が早くなり、それとともに呼吸も自然と早くなる。このスピーディなリズムが、緊張をさらに増幅させるのだ。なので意識的に深呼吸、特に腹式呼吸をして、緊張を抑えるようにしよう。深呼吸には、全身がリラックスできるという効果があるのだ。

緊張を抑えるツボを押す

あがり症に効くツボ（合谷・神門・内関）を押す。こちらもリラックス効果があるのだ。

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トレーニング開始から５分〜６０分程度で「あがり症」を改善！その全貌とは！？

緊張や不安を3〜5分で消しさる方法

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あがらないために、自分が安心できる準備の方法を伝授する。やることがありすぎて何から手をつけていいのか分からないときの思考整理術や、そもそも何をどうやって準備していいのかも分からない場合の解決策、またモチベーションを維持して効率的に準備を進める方法など、準備の重要性をお伝えしていく。

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